2011年11月16日水曜日


1X10A132 林万里亜 「無題」A++
竹ひごで組み立てたやぐらは各々のJointで糸で緊結され、上部の横架材間を丁寧に編まれた布面が平面を築いている。豆腐の重さが平面に加えられるとき、中間の結節部を視点に微かに揺らぐ。水をたらす豆腐を受ける編まれた布面と、豆腐という重みの揺らぐバランスが適切であって、好感のもてる佳品となっている。(入江)