2011年12月15日木曜日

1X10A157 松村美保 A++ 「きおくぱずる」
緑系、肌色、そしてグレーに塗られた平板が、矩形に切り込まれ、その中の区画をさまざまな線が切り込みとして表現される。それを作者は「パズル」として名付けたものである。私たちの場所は地図として認識されており、眼に見える世界の中で表に出ることはないが、その背後に改めての「きおくぱずる」としての仄明るいパズルを表象化して生きているのだといいたいのだろう。(入江)