2011 設計演習B/C
2011年7月25日月曜日
1X10A084
庄野 航平(しょうの こうへい)「ニョロ」
A++
判子用の石を
100gにまるまで削ってオブジェにしている。足して100gにするのは簡単でも削って100gにするにはある地点でぴったりと止めないといけない難しさをはらんでいる。到達した地点がこの形という個性が面白かった。十人十色の作品ができるというプログラムとしても考えられるかもしれない。(間下)
1X10A081 清水 友稀(しみず ゆうき)「無題」
A++
緩衝剤の中に実体をふせた塊が浮遊している。外見からは、実体の分からない重さというくくりのパッケージを軽い緩衝剤によってカモフラージュするという操作の中に、
performance的な志向を感ずる。(博多)
1X10A109 陳 紹華(ちん しょうかつ)「百グラムの歪み」
A++
100gの錘が、支持点の距離の差によって架け渡されたものに与える変形を主題としている。課題に
直截に取り組んだ姿勢を買いたい。立体作品を精巧に作る手技を磨いてほしい。(入江)
1X10A072 坂下 雛子(さかした ひなこ)「無題」
A++
100gの砂を50g、30g、20gにわけて三つの砂時計にしたてた作品。三つのおのおのの時間があり、組み合わせによって同じ100gでも違う時を計れる。ただ、砂時計のパラメータは砂と穴の二つの関係でもあるので、どのように計っても同じ時間ぴったりにした方が作品としての強度は強まったのではという気もする。重さを時間に還元する考え方はおもしろいので、精度共々あと一歩深みを増すことができると良かった。
(間下)
1X10A133 原 周二郎(はら しゅうじろう)「長い思いで」
A++
100gのビデオフィルム。質量に刻印された映像の記憶は質量に変換されえるのだろうか。記憶や思い出に重さを求めた視点は一応かうとして、既製品をそのままに使用することの論理と既製品たるべく一から作り込むことに力を努めてほしいと思う。
(入江)
1X10A057 國方 隆也(くにかた たかや)「無題」
A++
100gのストローをつなぎあわせ大きな輪を作った作品。100gの広がりという点では一番の大きさを与えることができるポテンシャルを持つ。パフォーマンス自体は見る者の方にゆだねられている。(間下)
第七課題 「100gのPerformance」
出題:博多 努
地球上の万物がもつ固有の質量
ここでは
100g
(グラム)
という限られた単位量を
日常的に使用する単位(g)とは別の規模感をもってとらえてもらいたい。
密度・物性・加工性・様態など素材のもつ物性をふまえて
100g
(グラム)
のPerformanceを最大限に引き出して表現して下さい。
提出物:立体(サイズ不要)
出題日:6月22日
提出日:6月29日
講評日:7月6日
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